ぱぴこ 『真夜中のスケルツォ』@北参道ストロボカフェ 2014/09/04
今更感もありますが、9/4の北参道ストロボカフェで行われた『真夜中のスケルツォ』の模様です。
ところでイベント名の「スケルツォ」とはどういう意味かわかりますか?
スケルツォ(scherzo)は、楽曲の区分に用いられる名前のひとつ。、イタリア語で「冗談」を意味し、諧謔曲(かいぎゃくきょく)と訳すことがある。語源的にはふざけた音楽を指すが、その意味あいは形骸化していった。
(中略)
楽曲の性格を現す語であり、特定の形式や拍子テンポに束縛されない。ただし、初期のものは、テンポが速いことを除けば、3拍子だったり、舞踏的な性格を持ったり、トリオ(中間部)を持つ複合三部形式をとったりと、メヌエットの性質を借用していることが多い。主部は「舞踏的な性質」「歌謡的性質の排除」「強拍と弱拍の位置の交代」「同一音型の執拗な繰り返し」「激しい感情表現」などが目立ち、中間部は逆に「歌謡的な性質」「牧歌的な表現」が目立つことが多いのは、緩徐楽章との対照を狙っていると考えられている。
うん、なんのことかサッパリ???
まあ、形式ばった感じじゃなくて色々な音楽をということなんでしょう。
セットリスト
- Days of Wine and Roses (Jazzrinal)
- ぱぴこの歌 (2年目Ver.)
- midnight blue in Tokyo
- とおりゃんせ (Cover)
- 真夜中のスケルツォ
- わたし
- ありがとう、またね~ending short ver.
感想
9月に入り秋のセットリストということで、前回とはガラッと変えてきました。
衣装もそれに合わせて大人っぽくドレス。
(左:Pf. ぱ、右:Vo.&Sax. ぴ)
かわいい格好だかれど、箱とは雰囲気はあっていない気がしたのが率直な感想。
初めての箱ではないわけだし、カジュアルな感じのストロボカフェだとなかなか難しいと思う。
コンセプトの大人ぱぴこの雰囲気は出ていたけれど、それなら「とおりゃんせ」とかじゃなくてJazzrinal(Jazzにオリジナルの歌詞をつける)にしたほうがいいかな。
(一層、箱の雰囲気とは離れてしまうけれど)
あと、「midnight blue in Tokyo」や書き下ろし曲「真夜中のスケルツォ」とかかなり難しい曲をやるなーと思った。
ぴもまだそんなに器用じゃないから、もっとぴの声量を生かした曲でもいい気がする。
もちろん挑戦することは否定しないけれど、持ち味を生かす方向に向くほうがまだ建設的かな。
あとMCも課題はあるかな。
「真夜中のスケルツォ」のネタ(転調など)は曲前に言って、聞き所ですよー的なことを言えば聞くほうもスッと入ってくるんじゃないかな。
そういう曲の世界観とかは前もって紹介したほうがいいと思います。
それでも、「わたし」はよかった。
歌いなれているのもあってか、ぴも自信を持って歌っていた気がする。
それが伝わってきた。
まだまだ成長中って感じで危なっかしいけれど、目が離せないなぁとしみじみ思った。
勉強することはまだまだいっぱいあるが、ポテンシャルはぱもぴもあるし、どんどん他の共演者さんから吸収していってほしいな。
出演後、「今日のぱぴこといつものぱぴこ、どちらがよかったですか?」と聞かれた。
答えに困った。そもそもいつものぱぴこってどんなのを自分達は想像しているのかな?
思いっきりJazzrinalのぱぴこ?オリジナル中心のぱぴこ?フリーライブのぱぴこ?
私はぱぴこの良さは懐の深さだと考えています。
Jazzベースにした柔軟性とか対応能力とか。
私の意見としては、だから変に自分達のスタイルというのを決め付けずに自由にやってほしいな。
ライブはなまもの。その場所、その時にしか出来ないものをする。
だってイベント名のインスピレーションから書き下ろし曲を作ってこられるユニットなんてそういないです。
それを楽しみながらできる二人だと思うから応援したくなるんですよ。
ちょっと厳しいエントリーになってしまいましたが、なんだかんだ言ってもまた見たくなる2人なんだよな~