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趣味についてのブログです。ライブレポが多め。

植田真梨恵 『Live of Lazward Piano "Old-fashioned."』 @東京キネマ倶楽部 2016/02/13 #植田真理恵 #lazward2016

セットリスト

  1. さよならのかわりに記憶を消した
  2. 優しい悪魔
  3. a girl
  4. 流れ星
  5. スメル
  6. 心と体
  7. サファイア!
  8. FRIDAY
  9. よるのさんぽ
  10. ハイリゲンシュタットの遺書
  11. アリス
  12. ペースト
  13. 昔の話
  14. クリア
  15. メリーゴーランド
  16. ソロジー
  17. カレンダーの13月
  18. スペクタクル
 
 En1. わかんないのはいやだ
 En2. 愛おしい今日
 

レポート

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年明け恒例となっているピアノとギターと歌というシンプルな編成のライブの東京公演。
 
初めての箱でしたが半円上の吹き抜けでステージ天井が高く、映画で見たようなキャバレーを彷彿とさせる。
ステージの上手にはカーブを描いた階段に一段高くなったサブステージ。
色気の漂う雰囲気に飲まれそうになる。
 
スタンディングチケットは売り切れの超満員(キャパ600人?)
それでもステージは高め、登場してきた植田さんの顔しっかりと見ることができた。
 
ALBUM「はなしはそれからだ」のエンドロールを彷彿とさせる入り。
そして始まる『さよならのかわりに記憶を消した』。
 
全てが贅沢だった。
むーさんのピアノも植田さんのギターも声も。
全てがずっしりと空間にのしかかる。
観客は歌の間は固唾をのんで聞き入る。
そして拍手。
 
序盤が過ぎたころ『心と体』でギアが変わる。
魅せるライブから楽しむライブへと。
最初の拍手を制するような、ゆっくりと間をとったAメロと思いきや、
激しいノリを要求するBメロへ。
 
わがまま。ホント猫のように自由にそして心が捕まれていく。
サブステージ上まで登り歌う『サファイア』でボルテージもヒートアップ。
 
『昔の話』の紹介では、母親と見た空や思い出という言葉が、私の胸にも郷愁を抱かせる。
切ない。それでいて自分を前へと進める力。
 
「ずっと真っすぐな夢だったホンモノの歌手」
 
それを今も模索しながら歌い続けているという。
ラストは常々「日常で人の背中を押してあげられる音楽」を歌いたいという植田さん自身が、追い詰められもがいて作った曲。
行く手には雷が響くかもしれない、土砂降りかもしれない。
それでもそっと背中を押してくれる曲『スペクタクル』
その歩みが人生そのものなんだろうな。
 
ピアノとギターと声
このシンプルな構成が植田さんの歌声を際立たせる。
もっと聞いていたいと思わせる。
最後はそんな日にぴったりの『愛おしい今日』
 
私自身、彼女の歩みを目にしたのはメジャーデビュー直後だったので、インディーズ活動のつらい経験をしている時をみていない。
それでも歌からは順調じゃなくても一歩前にでることが大切なんだと教えてもらっています。
 
植田真理恵さん、ありがとう。

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スペクタクル

スペクタクル

 

去年、行われた「UTAUTAU vol.2」がDVDで発売。

UTAUTAU vol.2 [DVD]

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